決済(引渡し)日当日のスケジュールは、
10:00(銀行-書類確認)
11:00(当該物件確認)
12:00(銀行-決済・引渡し)
13:00(家の掃除、電気使用開始などの手続き)
という予定。
まず、銀行にて司法書士を交えて書類確認を行い。残りの書類(出金伝票、振込用紙、火災保険申込書など)に必要事項をあらかじめ書き込みを行いました。
これで決済時には、関係者で書類確認、印鑑、サイン、出金、送金で引渡しという作業をスムーズに取引を行えます。
次に、不動産仲介業者さんと当該任意売却物件の確認です。
が、何故か家主家族がまだ引越しの最中です。家主さんは不在。
トラブル?
(*↓記載の参考写真は引渡し後の写真です。残渣は売主さんが所有権放棄されました。)ここまでスムーズだったのに…
不動産仲介業者の弁明が始まりました。家主さんは家財・荷物を運び出す約束をしながらも運び出せていなかったようです。決済日前夜に不動産仲介業者さん(一人)が深夜まで手伝いをしていたとの事です。
とりあえず、当該物件の中に入り残留物を確認。私(買主)ひとりで一日で運び出せる量であることを確認しました。しかし、重要事項説明書記載のように家主の私物がないようにして引き渡す約束でしたので、引渡しが出来る状態ではないので決済日を延期するべきと私(買主)は、提案しました。
しかし、不動産仲介業者さんの調整によって、銀行には抵当権設定者2社と司法書士が到着して銀行の営業さんが諸手続きの準備をしてもらっています。決済日を後日にするのは避けたいと不動産仲介業者さんが主張…
このままでは、双方の諸事情があり引くに引けない。銀行まで移動時間も差し引いても10分以内にこの話し合いに決着をつけなくては…
決済日も色々と行わないといけないことがあります。
今回の事例のように、決済時にスムーズに手続きが行えるように、書類(出金伝票、振込用紙、火災保険申込書など)に必要事項をあらかじめ書き込んで置くパターンが多いようです。金融機関によって違うかもしれません
居住中の任意売却物件だと、一般の中古不動産よりも難儀な部分が多いです。しかし、この部分は不動産販売価格に反映されているものが多いです。居住権は以外に強いので、住み続けられると厄介です。家主さんが引っ越す意思があるかどうか、口先だけでそういっているのかどうか見極める必要があります。
こちら(買主)は引渡し日以降、当該物件が使える状態になることを考えてスケジュールを組んでいきますので、引渡し日がずれ込むと全てが厄介です。例えば、賃貸アパートなどを引き払い当該物件に入ろうと思っていた場合でも、賃貸アパートを返す手続きを行ってしまっていた場合、借りなおさなければなりません(敷金、礼金を考えただけでも大きな金額です)。
契約違反として、違約金や損害賠償を求めたとしても相手は元々お金がなくてお家を任意売却しているわけなので、請求して実際にお金を手にするにはそれなりの別手続きが必要となりますので注意が必要です。
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