注文住宅、自由設計は高価です。初めてマイホームを買うというのに、素人の要望通りにつくると使い勝手が悪いお家になる可能性もありますし、そのようなマイホームになってしまった知人もいます(高価で使いにくい最悪のパターンと思いますが、本人曰く、『長く住み続けると慣れる』らしいのですが…)。実際は、ベースとなる設計から施主が少しカスタマイズするのが多いようです。
設計性を考えても、中古住宅を購入するのはデメリットと言い切れません。現状のレイアウトが気に入っているのであれば最高ですし、少しの手直しで自分の思うような間取りにすることもできます。
自由すぎれば、予算の問題や耐震強度の問題がますが、この点は新築でも同じです。中古住宅の場合は、建屋が安価であるので総額で安価になります。
当物件は、北海道住宅使用との事で、給湯器は灯油のボイラーで、ボイラー設置場所が屋内で洗面台の近くにあります。
既に壊れている状態で、灯油が漏れていました。修理しようと思いましたが、販売して10年を経過している事もあり、今後の修理部品供給が出来るかわかりません。色々悩んだ挙句、全部交換する事にしました。
給湯器を交換することによって、スペースが広く取れるのでレイアウトも変更することにしました。
ほかにも、洗濯機スペースの位置に不満があったので間仕切りを変更して、和室からのアプローチの仏壇スペースを、脱衣所からのアプローチの洗濯機スペースに変更しました。
小さな男の子が多いので、小便器を設置しました。これにより大便器へのアプローチを考えトイレの出入り口を変更しました。
もう一つ、アパートに住んでいる時にも思っていたことで、来客者にトイレを貸すと手を洗うのに洗面台を使用します。すると、洗面台と脱衣所は共有スペースになっている事が多く、脱衣所、洗面台の生活感(散らかっている様子)を見られるのが申し訳なく思っていました。これを解決するために手洗いを設置することでした。
しかし、トイレの出入り口と、子供用小便器で設置できないので、旧洗濯機スペースに手洗いを設置し解決しました。旧洗濯機の給排水をそのまま流用できるので別の場所に設置するよりやや安価になります。
あと、浴槽の位置を反転させたのは、お風呂掃除をした時や換気をする時に窓を開けようと思うと浴槽をまたいで窓を開けなければならないのが、高齢者や小学生の作業では、転倒の危険性があると思い浴槽とシャワースペースを逆にしました。
ドアなどの建具は、可能な限り再利用し安価になるように努めました。
レイアウト変更の金額は、次節の洗面台のリフォームの金額に入れ込んでありますので参考にして下さい。
Copyright (c)2010 atathome.net All Rights Reserved.